ホント、どうすれば良いんでしょう?(dominoの編集後記経由)
うーん、そんなにライトノベルって売れてない? うちは売れてますよ。電撃以外も頑張ってますし、人気作以外全滅、って状況も想定できません。
と、感触に温度差が発生するのは、ライトノベルに関して書店間で格差社会が誕生しているからなのだと思います。
ライトノベルは書籍の中でも特殊な商品で、いわゆるベストセラーのようにどんな店でも売れるものではありません。店自体に「ライトノベルを購買する層」がついてない限り、どーにもならないのです。KIOSKでラノべが売れますか?って話。
では、ラノべ読者を店につけるにはどうするのか? 立地などの基本条件をさておけば、後は書店の基本、品揃えを良くし、お客様がつくのを待つ。結局、これしか無いと思います。正直、一朝一夕でどうにかなるものではありません。
しかし出版不況が囁かれて久しい昨今、そんな長期的視野で書店運営ができる所など僅か。結果、リンク先のメール相談のように、売れない店では縮小され、ラノべ読者は売れている(=品揃えの良い)店へと流れて行きます。無情なようですが、たった三列じゃ、ラノべ読者はその店に本を探しにいきませんよね。どんな有能な書店員でも、それで売上実績を出すのは不可能だと思います。(…あれ、でもこの棚三列って横じゃなくて、縦三棹の事かな。それなら結構な品揃えだけど)
しかも最近のラノべ新レーベル参入によって、揃えなければいけない商品(書店用語で言う「必備」ってやつです)も増加の一途。かっちり揃えられる店だけが、ラノべ読者を獲得できるという傾向が強まっているはずです。
売れる店と売れない店がはっきり分かれる、それがライトノベルという商材の特徴。だからこそ、メディアワークスは電撃組という制度を作り上げ、売っている店を優遇し、売れない店を差別(言葉が悪ければ区別)するのです。そこまで極端では無いものの、同じような事は他の出版社も取次もやってます。どこだって返品率は下げたいですからね。そして売れる店には厚く配本され、売れない店には配本0の仕打ち。新刊が無い店にお客様がつくはずものなく、人はますます売れる店に流れ、売れる店と売れない店の差は広がり、以下循環。
かくしてライトノベルに関して書店は二極化し「ライトノベル格差社会」が誕生します。
あ。付け加えるならば、ライトノベルを売っているのは、一般書店よりも、アニメイトなどの漫画専門店の方ではないかなーと。私の勤め先は一応一般書店、のはず。時々疑問になりますけど。
で。散々偉そうに書いてきた事を踏まえて結論。
ぶっちゃけ無理!(非道)
付記。
基本の品揃えの後は、逆に知識無しではきついと思います。一般文芸とはまったく作家層が異なるので、知らない人間には売れ筋を押さえる事すら困難。というか、棚を見れば、担当が分かっている人間かどうかはっきり分かる。それがライトノベル。





