本屋の勘(dominoの編集後記経由)
あります、あります! 見た瞬間に「これは売れるっ!」と直感する事。ニュータイプ反応みたいなものが走る瞬間。
装丁だったり、タイトルだったり、何よりその本が持っている雰囲気だったり…長年本をいじっている人間だからこそ体得できる感性なのかも知れません。確かにこの感覚を法則化できれば、凄いんですけど。
ただ、私の場合、その直感が外れる事もしばしばあるので、当たった事だけが記憶美化されているという「マーフィーの法則」の可能性もあります(汗)。
最近、売れると直感して実際売れている商品といえば(一般書を離れて久しく、担当に於いて狭く深くなっているのでアレですが)片山憲太郎「紅」とか上月雨音「SHI-NO」とか。
![]() | 紅 片山 憲太郎 集英社 2005-12 by G-Tools |
![]() | SHINO ―シノ― 黒き魂の少女 上月 雨音 富士見書房 2006-02-10 by G-Tools |
これらの表紙力は凄い! お前は単なる幼女萌えだ、とか言わない!! 表紙のイラストが作品の空気を表現し切った時、ラノべのヒットは生まれるのだと思います。
「空の中」もゲラを読ませてもらった時、売れる事を確信しました…けど、これは勘ではないから主題からは逸れるか。
![]() | 空の中 有川 浩 メディアワークス 2004-10-30 by G-Tools |
と、ここまでエントリを書いていて、ふと思ったんですけど。
おそらく出版社側の人は単一の商品として一冊の本をデザインするのでしょう。対して書店員は多量の商品の中の一冊として本を見ますよね? だからこそ、本屋の中でも埋没せず、本当に目を惹く本を見分ける事ができるんじゃないでしょうか。それこそが「本屋の勘」の一環かと。ま、戯言ですが。








