激しく同意。
黎明期はともかく、現状では「ファンタジー」は(もちろん一大派閥であるが)主流ではなく、読者は(もちろんメインは10代ではあるが)「ティーンズ」以外にも広がっている。「ファンタジー文庫」も「ティーンズ文庫」も実態に即した呼称とは言えず、このジャンルは、もはや「ライトノベル」としか言い様がないものになっていた。
だからこそ、数年前「ライトノベル評論本」ブームが起こった時、一気に「ライトノベル」という呼称が広まり定着したのだろう。
今や出版社の側も自覚的に「ライトノベル」という名称を使い、お堅い(というイメージのある)新聞社も直木賞を受賞した桜庭一樹の経歴に「ライトノベル」と記述する時代である。「ライトノベル」という言葉は市民権を得た。
実はかくいう私も、数年前の棚リニューアル時に「ファンタジー文庫」という表記が厭で、強行に主張し「ライトノベル」に改めた経験がある。(当時はまだそこまで定着しておらず、意外に冒険だったのだが……いやー、良かった)
ユーザに一番近い存在たる書店も、「ライトノベル」という言葉を意識的に使うべきだろう。「ライトノベル売り場、どこですか?」と訊かれて、聞き返しているようではヤバイのである。
と、ここで一つ疑問が生じた。
今の読者の側は何を指針にして、ライトノベル売場に辿り着いているのだろう? 「ファンタジー文庫」や「ティーンズ文庫」という名称を理解しているのか?
うーん、私は業界長すぎてユーザの視点にたてない……
という訳で、みんなの指針、訊いてみたい。
あと、他の書店員さんの意見も、訊いてみたい。




コメント (4)
ラノベ読み十年選手の古参の人間の意見としては
売り場案内などで「ファンタジー文庫」「ティーンズ文庫」と書いてあった場合、脳内で「ライトノベル」と『翻訳』してます。
名称の意味としては、(歴史的なものも含め)理解しているつもりではありますが、ライトノベルとあったほうがわかりやすいのも事実。
そろそろオッサンなので参考にならないかもですがw
投稿者: 岡安真砂 | 2008年01月29日 01:46
日時: 2008年01月29日 01:46
確かに昔から読んでいる人間にとっては、名前は違えど意味は一緒ですから問題ないのかも知れません。
投稿者: ゐんど | 2008年01月29日 23:53
日時: 2008年01月29日 23:53
おお、何年か前のわたしがここにいる(^^
わたしもかなり以前から、まったく同様の理由で「ファンタジー文庫」「ティーンズ文庫」という呼称に強い抵抗を覚えていたため、ライトノベルという呼び方を知った時はすぐに飛びついたものです。ようやく納得の行く名称に出会った、と。
以降、意識的にライトノベルという呼称を用いてきましたね。
書店で探すときは……昔ならともかく、棚名称を見て探す必要がないので、さほど意識しなくなりました。
いまだに「ファンタジー文庫」とか表記しているのに気付いた場合は「おっくれてるぅ~」と思うぐらいに(笑)
いや実際、これだけ解説本が出ているのに棚名称を改めない店ってのは、物売りとしてどうかと思うぐらいに愚鈍なんじゃないかと……
(数年前ならともかく)
売ってれば意識するまでもなく目に入る情報なんですから。
投稿者: 猫目・葉月 | 2008年02月18日 09:40
日時: 2008年02月18日 09:40
>いまだに「ファンタジー文庫」とか表記しているのに気付いた場合は「おっくれてるぅ~」と思うぐらいに(笑)
実際「ライトノベル」売場表記をしている書店ってどれくらいあるんでしょうかね?
投稿者: ゐんど | 2008年02月24日 11:24
日時: 2008年02月24日 11:24